杉じい

こんにちは。杉爺じゃ。
今、西粟倉村でこんな動きが起こっているんじゃが、少し話を聞いてもらおうかのう。
"西粟倉・森の学校"というものらしいのじゃが、国の補助金を使って都会から若者を呼び込んで
起業しようとしておるのじゃ。
都会の発想は村を活性化するじゃろうが村民の意見も取り入れて村民主体の"学校"であってほしいと杉爺は思っておるんじゃ。
たとえば村の山から伐採された材をうまく活かして、村の大工が建てた家を売る仕組みや
谷口のご意見番の春爺が言った"製品にした材の一部を学校でホームセンターのように村民が
気軽に材木を買える様にする"のもいいじゃろう。
野井張(のいばり)のスーパー爺が、北欧の家々の庭には「子供ハウス」が建てられていて、
そんな小さな小屋が欲しいとの娘の発案で、孫のために自宅の庭に子供ハウスを建てた。
そこで今度はわしが、野井張のスーパー爺と相談して、今まではカキイカダかチップにしか
しなかった若木の活用と、大工の棟梁の手待ちの時や冬の仕事が少ない時など、
手間賃になるような組み立て式の『こどもの家』を試作したんじゃ。
これから色々なディスプレイをして、父親が休日に子供と共に創る『こどもの家』を
売り出そうと思っておる。
杉爺としては"西粟倉・森の学校"も会社として利益を生み出し、村にしっかり税金を
払えるようになって欲しいし、村民が憩える"森の学校"になって欲しい。
林業再生の一つの方策として"百年の森林構想"がぜひ成功して欲しいと願っておるんじゃ。

百年の森林構想

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わしは影石谷に住む樹齢100年の杉爺じゃ。
近頃なぜか山が騒がしくなっている。
タタラの、もののけが山を下り、わしらの仲間の、栃やミズメ、ミズナラ、
ブナ、ケヤキ、朴、沢グルミ達が伐られた。
モッコをかついだ村人が子孫のために一生懸命、杉や桧の苗を植えた。
それを受け継いだ子孫たちは"金にもならん"と、さっさと都会に働きに行き、
山が放置されている有様じゃ。
このままでは山が危ないと熊爺が立ち上がり大事な村の財源を使い、
村が山を一括管理してその山から伐採された材木を建材にして価値を上げ
市場に売り出そうと"百年の森林構想"なるものを立ち上げた。
わしもこれには大賛成じゃ。このままでは台風が来たらバタバタと倒れていく仲間を
見るに偲びなかったが、50年60年この山で育った仲間が伐採された後、
木材として大切に活用されて、この先何十年と利用されるのが、わしら森の住民の願いじゃ。
ぜひうまく活かしてほしい。

はじめまして 杉爺 です

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みなさんはじめまして。ワシは杉爺と申します。

西粟倉村の若杉天然林のふもとに住んでいる100歳の杉の木じゃ。

いつか立派な家になって、人間の暮らしを支えていくのがワシの使命じゃが、

今はまだここで立木として生きておるので、それはそれでやることがいろいろ

ある。

 

まあ、100年間いろいろ見てきたことがあるので、昔話などもこのブログで

書きしたためて参りたいと思うております。